スケジューリング
FloSyncには、コンテンツを自動的に切り替える2つのスケジューリングモードがあります。
- 時間帯モード:時刻に基づいてコンテンツを切り替え(9〜12時、12〜17時など)
- インターバルモード:一定の再生時間でコンテンツを順番に切り替え(5分、10分など)
どちらのモードでも、シーン切り替え時のスムーズなトランジション、シーンごとの個別設定、ドラッグ操作による並び替えが可能です。
概要
時間帯モード
朝・昼・夕方で異なるコンテンツを表示したい場合や、平日と週末で内容を切り替えたい場合など、デジタルサイネージ運用に最適なモードです。
1日を複数の時間シーンに分割し、それぞれのシーンに以下を設定できます。
- 各スクリーンに表示するコンテンツ(動画、画像、Webページ)
- スクリーンモード(独立、ミラー、スパン)
- グローバルキャンバス拡張の設定(ビデオウォール向け)
「ライブ開始(スケジュール)」を実行すると、現在の時刻に該当するシーンのコンテンツが自動的に表示され、次の時間帯になると自動でシーンが切り替わります。
インターバルモード
展示会のローテーション表示、プレゼンテーション、ライブパフォーマンス(ミュージシャン、DJ、基調講演、礼拝)など、コンテンツを連続再生したりキュー操作で進めたい場面に最適です。
時刻ではなく、再生時間に基づくシーンを順番に切り替えます。
- 各シーンは指定した時間(1分、5分、10分、15分、30分、1時間)再生されます
- Cueシーンに設定すると、キーボード入力があるまで待機します
- 最後のシーンまで再生すると、シーン1に戻ります
- キーボード操作でいつでも手動切り替えが可能です
「ライブ開始(最初から)」を実行すると、シーン1からコンテンツの順次再生が始まります。
スケジュールパネル
ツールバーのスケジュールアイコン(リスト型のアイコン)をクリックすると、スケジュールパネルが開きます。
スケジュールモードの切り替え
パネルヘッダーの上部にある2つの切り替えアイコンでモードを切り替えます。
- カレンダーアイコン — 時間帯モード(選択中は青くハイライト)
- タイマーアイコン — インターバルモード(選択中は青くハイライト)
モードを切り替えても設定内容は失われません。それぞれのスケジュールは独立して保存されています。
パネルレイアウト(時間帯モード)
ヘッダー
- 曜日選択ドロップダウン(「Every Day」または特定の曜日名を表示)
- モード切り替えアイコン(カレンダー=時間帯、タイマー=インターバル)
- 閉じるボタン(X)
曜日選択ドロップダウンの末尾には、スケジュールをリセットする「すべてのシーンをクリア」もあります。
アクションボタン
- Copy from... — 別の曜日のスケジュールを現在の曜日にコピー
- シーンを追加(+) — 新しい時間シーンを追加
シーンリスト
- 選択中の曜日に設定されたすべての時間シーンを表示
- ドラッグで並び替え
- クリックでシーンを選択・設定
- 編集ボタン(鉛筆アイコン)でシーン名と時刻を変更
- 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)でシーンを削除
タイムラインエディタ(シーンが複数ある場合)
- シーン境界を視覚的に調整するエディタが表示されます
パネルレイアウト(インターバルモード)
ヘッダー
- 「インターバル」ラベル付きドロップダウン(「すべてのシーンをクリア」オプションを含む)
- モード切り替えアイコン(カレンダー=時間帯、タイマー=インターバル)
- 閉じるボタン(X)
アクションボタン
- シーンを追加(+) — ローテーションに新しいシーンを追加
シーンリスト
- すべてのシーンを再生順に表示
- 再生時間(例:「5m」)またはCueシーンの場合は「Cue」と表示
- ドラッグで再生順を変更
- クリックでシーンを選択・設定
- 編集ボタン(鉛筆アイコン)でシーン名と再生時間を変更
- 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)でシーンを削除
時間シーンの操作
デフォルトのスケジュール
初めてスケジュール機能を使うと、00:00〜24:00をカバーする「All Day」シーンが1つだけ存在します。このシーンには、スケジュールパネルを開く前に設定していたコンテンツがそのまま反映されています。
時間シーンの追加
- スケジュールパネルでシーンを追加をクリック
- 選択中のシーン(未選択の場合は末尾のシーン)が半分に分割されます
- 「New Scene」という名前の新しいシーンが作成されます
- 新しいシーンを選択してコンテンツを設定します
シーンを右クリックして上にシーンを追加や下にシーンを追加を選ぶと、任意の位置にシーンを挿入することもできます。
シーンの選択
リスト内のシーンをクリックすると選択状態になります。選択中のシーンは青い枠線でハイライト表示されます。
シーンを選択すると、以下の操作が行えます。
- メイン画面にそのシーンのコンテンツが表示される
- 動画・画像・Webページの読み込みやスクリーンモードの変更が可能
- 変更内容はシーンに自動保存される
シーン詳細の編集
シーンの編集ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると、シーンエディタダイアログが開きます。
Scene Name:シーンにわかりやすい名前を付けます(例:「朝のプロモーション」「ランチスペシャル」「夜のアンビエント」)
Start Time:シーンの開始時刻(前のシーンとの境界)
End Time:シーンの終了時刻(次のシーンとの境界)
注意:シーンは常に隙間なく連続しており、隣のシーンと境界を共有します。あるシーンの終了時刻を変更すると、次のシーンの開始時刻も連動して変わります。
ヒント: シーンカードを右クリックすると、よく使う操作にすばやくアクセスできます。複製、削除、前後へのシーン追加、表示モードの変更、Wait for Videosの切り替えなどが可能です。
シーンの並び替え
シーンをドラッグしてリスト内の順序を変更できます。
- シーンカード上の任意の場所(編集・削除ボタンを除く)を長押し
- 上下にドラッグして目的の位置へ移動
- ドロップして確定
並び替えたとき、各シーンの動作は以下のとおりです。
- 再生時間はそのまま維持されます
- 時刻範囲は新しい順序に応じて再割り当てされます
- 先頭のシーンは必ず00:00から始まります
例:次の構成があるとします。
- Morning(00:00〜08:00)— 8時間
- Afternoon(08:00〜18:00)— 10時間
- Evening(18:00〜24:00)— 6時間
Eveningを先頭にドラッグすると、次のようになります。
- Evening(00:00〜06:00)— 6時間
- Morning(06:00〜14:00)— 8時間
- Afternoon(14:00〜24:00)— 10時間
シーンの削除
シーンの削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックすると、そのシーンが削除されます。削除されたシーンの時刻範囲は、前のシーンに統合されます(先頭のシーンを削除した場合は、次のシーンに統合されます)。
注意:最後に残った1つのシーンは削除できません。1日をカバーするシーンが常に1つ以上必要です。
タイムラインエディタ
シーンが複数ある場合、スケジュールパネルの下部にタイムラインを編集ボタンが表示されます。クリックすると、タイムラインをビジュアルに編集できるエディタが開きます。
タイムラインエディタの使い方
タイムラインの表示
- 各シーンが時刻範囲に対応した色付きバーで表示されます
- タイムラインは24時間(00:00〜24:00)を表します
- 各バーの中にシーン名が表示されます
境界の調整
- シーン間の境界をドラッグすると、時刻を調整できます
- 境界は30分単位でスナップします
- Shiftキーを押しながらドラッグすると、スナップなしで細かく調整できます
- シーンの最短時間は30分です
適用・キャンセル
- Applyをクリックして変更を確定
- Cancelをクリックして変更を破棄
曜日別スケジュール
初期設定では、すべての曜日が「Every Day」スケジュールを共有します。特定の曜日だけ異なるスケジュールを設定することもできます。
曜日別スケジュールの作成
- 曜日選択ドロップダウンから特定の曜日(例:「Saturday」)を選択
- 「No specific schedule for Saturday. Using 'Every Day' schedule.」というメッセージが表示されます
- 何らかの変更を行うと、その曜日専用のスケジュールが自動的に作成されます
- **Copy from...**をクリックして、別の曜日のスケジュールをコピーすることもできます
別の曜日からコピー
- コピー先の曜日(例:「Saturday」)を選択
- **Copy from...**をクリック
- コピー元の曜日(例:「Every Day」や「Friday」)を選択
- コピー元のシーン構成がコピー先の曜日に複製されます
曜日別スケジュールの削除
作成した曜日別スケジュールを削除して「Every Day」スケジュールに戻すには、以下の手順で操作します。
- 曜日選択ドロップダウンで対象の曜日を選択
- パネル下部のUse Every Day scheduleをクリック
- その曜日専用のスケジュールが削除され、「Every Day」スケジュールに戻ります
インターバルシーンの操作
インターバルモードでは、再生時間に基づいてコンテンツを順番に切り替えます。展示会やローテーション表示に最適です。
デフォルトのスケジュール
インターバルモードに初めて切り替えると、Cue設定の「Scene 1」が1つだけ存在します。この状態では、キーボード入力を待つシンプルな非巡回プレイリストとして機能します。
インターバルシーンの追加
- スケジュールパネルの**+**ボタンをクリック
- リストの末尾にCue設定の新しいシーンが追加されます
- シーンを選択してコンテンツを設定
- 編集ボタンをクリックして名前と再生時間を指定
シーンの選択
シーンをクリックすると選択状態になります。選択中のシーンは青い枠線でハイライト表示されます。
シーンを選択すると、以下の操作が行えます。
- メイン画面にそのシーンのコンテンツが表示される
- 動画・画像・Webページの読み込みやスクリーンモードの変更が可能
- 変更内容はシーンに自動保存される
シーン詳細の編集
シーンの編集ボタン(鉛筆アイコン)をクリックすると、エディタダイアログが開きます。
Scene Name:シーンにわかりやすい名前を付けます(例:「製品デモ」「ブランド動画」)
Duration:プリセットから選ぶか、カスタム値を入力します。
- プリセットボタン:1m、5m、10m、15m、30m、1h
- Cue:自動切り替えなし。キーボード入力で次のシーンへ進みます
- Custom:任意の再生時間を分単位で入力
ヒント: シーンカードを右クリックすると、よく使う操作にすばやくアクセスできます。複製、削除、前後への追加、表示モードの変更、再生時間の設定などが可能です。
インターバルシーンの並び替え
シーンをドラッグして再生順序を変更できます。
- シーンカード上の任意の場所(編集・削除ボタンを除く)を長押し
- 上下にドラッグして目的の位置へ移動
- ドロップして確定
リスト上の表示順序がそのまま再生順序になります。
インターバルシーンの削除
シーンの削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をクリックすると、ローテーションからそのシーンが削除されます。
注意:最後に残った1つのシーンは削除できません。常に1つ以上のシーンが必要です。
Cueシーン
シーンの再生時間をCueに設定すると、キューベースのシーンになります。
- 手動で進めるまで、そのシーンが表示され続けます
- キーボード(矢印キーまたは数字キー)で次のシーンへ進みます
- プレゼンター操作のディスプレイやインタラクティブキオスクに適しています
- 編集ダイアログにはキューベースの動作を説明するオレンジ色の情報ボックスが表示されます
スケジュールでライブ開始
スケジュールの設定が完了したら、ライブ開始機能を使ってスケジュール再生を開始します。
ライブ開始のオプション(時間帯モード)
時間帯スケジュールが設定済みの場合(複数シーンまたは曜日別スケジュールあり)、ライブ開始ボタンにドロップダウンが表示されます。
- ライブ開始(現在) — コンポーザーの現在のコンテンツをそのまま再生(スケジュールは使用しない)
- ライブ開始(スケジュール) — スケジュールに従い、時刻に基づいてコンテンツを自動切り替え
時間帯モードでライブ開始中は、システムクロックに基づいて現在のシーンが判定され、すべてのスクリーンにそのシーンのコンテンツが読み込まれます。次のシーンへの切り替えタイマーも自動的にセットされます。
ライブ開始のオプション(インターバルモード)
インターバルモードで複数シーンが設定されている場合、ライブ開始ボタンにドロップダウンが表示されます。
- ライブ開始(現在) — コンポーザーの現在のコンテンツをそのまま再生(スケジュールは使用しない)
- ライブ開始(最初から) — シーン1から順にすべてのシーンを再生
インターバルモードでライブ開始中は、各シーンが設定された再生時間だけ表示された後(またはCueシーンの場合は手動操作の後)、次のシーンへ切り替わります。最後のシーンまで到達すると、シーン1に戻って再び巡回します。
ライブ開始中はキーボード操作やMIDIコントローラーを使って、いつでもシーンを切り替えられます。
MIDIコントローラー
FloSyncはインターバルモードのライブ開始中にMIDIコントローラーによるシーンの直接切り替えに対応しています。コントローラーのパッドにシーンを割り当てれば、ワンタップでシーンを切り替えられます。設定手順はMIDIガイドをご覧ください。
ベストプラクティス
シーンの命名
内容がひと目でわかる名前を付けましょう。
- 時間帯モード:時間帯(「午前」「午後」)や表示内容(「ランチメニュー」「夜のアンビエント」)がわかる名前
- インターバルモード:コンテンツの内容(「製品デモ」「ブランド動画」「お客様の声」)がわかる名前
スケジュールモードの選び方
時間帯モードが適している場面:
- 特定の時刻にコンテンツを表示したい(朝6時から朝食メニューなど)
- 曜日ごとに異なるスケジュールが必要(平日と週末で内容を変える)
- 営業時間やイベントのタイミングに合わせたい
インターバルモードが適している場面:
- 時刻に関係なくコンテンツを連続再生したい
- 展示会やイベントでローテーション表示を行いたい
- プレゼンターが手動でコンテンツの進行を制御したい
- ライブパフォーマンスの演出映像を流したい(コンサート、DJセット、礼拝、基調講演)
- 時刻ベースの設定を使わず、シンプルなローテーションで運用したい
トランジションの計画
時間帯モード:
- 視聴者が多い時間帯でのシーン切り替えはなるべく避ける
- 毎時ちょうどなど、自然な区切りのタイミングに合わせる
インターバルモード:
- コンテンツがきりよく終わる再生時間を選ぶ
- 進行を手動で制御したい場合はCueシーンを活用する
- 視聴者の集中力を考慮して再生時間を決める
コンテンツの長さ
各シーンでスムーズにループ再生するためのポイント:
- シームレスにループする動画を使用する
- シーンの再生時間と動画の長さの関係を意識する
- 長めのシーンでは、動画が複数回ループ再生される
- 画像は次のシーンへ切り替わるまで表示され続ける
- Webページはリアルタイムで描画され、自動更新の設定も可能
スケジュールのテスト
ライブ開始の前に、以下を確認してください。
- すべてのシーンにコンテンツが読み込まれていること
- ステータスバーに警告(コンテンツ未設定など)が出ていないこと
- 時間帯モード:タイムラインエディタでタイミングを確認
- インターバルモード:キーボード操作で正しくシーンが切り替わることを確認
- 短い再生時間のスケジュールで動作を試す
まとめ
| 機能 | 時間帯モード | インターバルモード |
|---|---|---|
| シーンのタイミング | 時刻に基づく(9〜12時) | 再生時間に基づく(5分) |
| 巡回 | 巡回なし — 現在の時刻のシーンを再生 | すべてのシーンを連続巡回 |
| 曜日スケジュール | 曜日別スケジュールに対応 | 毎日同じスケジュール |
| 手動制御 | なし | キーボードおよびMIDIコントローラー |
| 適した用途 | 営業時間に連動した表示、時刻依存のコンテンツ | 展示会、ライブパフォーマンス、プレゼンテーション |
| ライブ開始オプション | 「スケジュール」— 現在の時刻から開始 | 「最初から」— シーン1から開始 |
共通機能
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| コンテンツタイプ | 各シーンでスクリーンごとに動画、画像、Webページを設定可能 |
| スムーズなトランジション | シーン切り替え時にフェードアウト/フェードインで遷移 |
| ドラッグで並び替え | シーンの順序をドラッグ操作で変更可能 |
| シーンごとの設定 | 各シーンに表示モードとグローバルキャンバス拡張を個別に設定可能 |
| Wait for Videos | シーンごとに設定可能。動画の再生完了を待ってからシーンを切り替え |
| MIDIコントローラー | パッドやボタンにシーンを割り当て、ワンタップで切り替え(インターバルモード) |
| 独立した保存 | 両モードのスケジュールは別々に保存。モード切り替えでデータは失われない |