よくある質問
全般
FloSyncとは何ですか?
FloSyncは、デジタルサイネージやビデオウォール、映像インスタレーション向けのマルチスクリーン同期アプリケーションです。1台のPC に接続した複数の画面、あるいはネットワーク上の複数PCにわたって、動画・画像・Webページを表示できます。動画コンテンツは常に画面間で映像が揃った状態を維持します。
対応プラットフォームは?
FloSyncは以下のOSに対応しています。
- macOS(10.15 Catalina以降)
- Windows(10以降)
対応コンテンツの種類は?
FloSyncは次の3種類のコンテンツに対応しています。
動画:
- MP4(H.264、H.265/HEVC)
- MOV(Apple ProRes含む)
- MKV、AVI、WebM
画像:
- PNG、JPG/JPEG
- GIF(アニメーション対応)
- BMP、TIFF、WebP
- SVG
Webページ:
- HTTPS URL
- ローカルHTMLファイル(相対パスのアセット可)
再生できない動画がある場合は、MP4(H.264)形式への変換をお試しください。
画面とハードウェア
何枚の画面まで使えますか?
PCがサポートする画面数まで対応します。実際の上限は以下の要素で決まります。
- グラフィックスカードの出力数
- GPUメモリと処理性能
- 動画の解像度とビットレート
一般的なシステムであれば2〜4枚は問題ありません。それ以上の画面が必要な場合は、複数PCによるネットワーク同期をご検討ください。
特別なハードウェアは必要ですか?
いいえ、特別なハードウェアは不要です。FloSyncは以下の環境で動作します。
- HDMI、DisplayPort、USB-Cなど標準的な接続の画面
- 内蔵グラフィックスまたは外付けGPU
- 民生用・業務用いずれの画面にも対応
4枚以上の画面や4K以上のコンテンツを扱う場合は、外付けグラフィックスカードの使用をおすすめします。
解像度の異なる画面を混在できますか?
はい、異なる解像度の画面を組み合わせて使用できます。ただし、モードによって動作が異なります。
- ミラーモード: 各画面のネイティブ解像度でそれぞれ表示されます
- スパンモード: 同一仕様の画面で最も良い結果が得られます。異なる解像度では映像の位置ずれが生じることがあります
複数PCにまたがるビデオウォールを構築するには?
スパンモード、グローバルキャンバス拡張、ネットワーク同期を組み合わせます。
- すべてのPCを スパンモードに設定
- 各PCで グローバルキャンバス拡張 を設定し、ウォール内での表示位置を指定
- ネットワーク同期(サーバー/クライアント構成)で全PCを同期
- すべてのPCでライブ開始を実行
セットアップの詳細はネットワーク同期をご覧ください。
同期について
同期の精度はどの程度ですか?
FloSyncは、すべての画面で映像が視覚的に揃うよう設計されています。ほとんどの環境では、初期設定のまま目視では判別できないレベルの同期精度が得られます。
ずれが発生してもすぐに補正されないのはなぜですか?
FloSyncは必要なタイミングでのみ補正を行います。こうすることで再生の滑らかさを保ちつつ、長時間にわたって映像の整合性を維持できます。
画面ごとに異なる動画を同期できますか?
いいえ、同期にはすべての画面・PCで同じ動画が必要です。画面ごとに異なるコンテンツを表示したい場合は、独立モード(同期なし)をご利用ください。
画像やWebページも同期されますか?
いいえ、同期は動画コンテンツにのみ適用されます。画像は静的に表示され、Webページは各画面で個別に描画されます。
音声も同期されますか?
音声は Primary 画面から再生されます。ミラーおよびスパンモードでは、エコー防止のため Secondary 画面はミュートされます。音声のタイミングは動画に連動しているため、動画が同期していれば音声も自動的に揃います。
ネットワーク同期について
ネットワーク同期のしくみは?
1台のPCが「サーバー」として動作し、再生位置をネットワークへ配信します。他のPCは「クライアント」として接続し、サーバーに追従しながら自動的に同期を調整します。
クライアントが接続すると、短時間で安定した同期再生状態に収束します。すべてのPCに同じ動画ファイルが読み込まれている必要があります。
ネットワーク要件は?
- すべてのPCが同一のローカルネットワーク(同一サブネット)上にあること
- UDPポート9201が使用可能であること
- 低遅延の接続(有線接続を推奨)
インターネット経由で同期できますか?
FloSyncはローカルネットワークでの使用を前提に設計されています。離れた拠点間では、インターネット越しのリアルタイム同期ではなく、スケジュール再生のご利用をおすすめします。
ネットワークが不安定な場合はどうすればよいですか?
環境設定でネットワーク同期の許容値を緩めに設定し、できる限り有線接続をご利用ください。
グローバルキャンバス拡張とは何ですか?
グローバルキャンバス拡張 は、複数PCによるビデオウォール構築のための機能です。複数PCにまたがる大きな「グローバルキャンバス」の中で、各PCの画面がどの位置に相当するかを定義できます。
たとえば、3台のPCを横に並べたビデオウォールの場合は次のようになります。
- 左のPC: キャンバスを右方向に3840ピクセル拡張
- 中央のPC: キャンバスを左右にそれぞれ1920ピクセル拡張
- 右のPC: キャンバスを左方向に3840ピクセル拡張
これにより、各PCが動画の該当部分だけを正しく表示します。
モードについて
独立モードはどんなときに使いますか?
以下のような場合に適しています。
- 画面ごとに異なるコンテンツを表示したい
- 画面ごとに音声を個別に制御したい
- 画面が離れた場所にあり、同時に見比べることがない
ミラーモードはどんなときに使いますか?
以下のような場合に適しています。
- すべての画面で同じコンテンツを表示したい
- 視聴者が別々の場所から異なる画面を見る可能性がある
- 設定をシンプルにしたい――一度読み込めばすべての画面に反映される
スパンモードはどんなときに使いますか?
以下のような場合に適しています。
- ビデオウォールを構築する(複数の画面をひとつの大画面として使う)
- コンテンツが画面をまたぐ横長・縦長のレイアウト向けに制作されている
- 画面が物理的に隣接している
動画の再生中にモードを切り替えられますか?
はい、ライブモード中でなければいつでも切り替え可能です。動画は新しいモードに即座に適応します。
注意: ライブモード中はモードのドロップダウンが無効になります。モードを変更するには、まずライブモードを終了してください。
ライブ開始について
ライブ開始とは何ですか?
ライブ開始は FloSync のフルスクリーン再生モードです。ライブ開始をクリックすると、接続されたすべての画面にフルスクリーンウィンドウが作成され、映像が同期した状態で再生が始まります。
ライブモードを終了するには?
次の2つの方法があります。
- いずれかのフルスクリーンウィンドウで ESC キーを押す
- コントロールパネルの ライブを停止 をクリック
ライブモード中に再生を操作できますか?
はい、ライブモード中もコントロールパネルはそのまま使用できます。タイムラインや再生/一時停止ボタンで、すべてのフルスクリーンウィンドウの再生を一括で操作できます。
再生について
動画は自動でループしますか?
はい、FloSync は動画を自動的にループ再生します。コンテンツを途切れなく流し続けるデジタルサイネージ用途に最適です。環境設定 から2種類のループ方式を選択できます。標準(通常のループ)と シームレス(ループの継ぎ目を完全になくし、途切れのない滑らかな再生を実現)です。初期設定は シームレス で、音声付き動画にも対応しています。ループの切り替わりで一瞬ちらつく場合は、シームレス モードになっているか確認してください。
プレイリスト再生はできますか?
現時点では、各画面につき1つの動画を再生する仕様です。コンテンツを自動的に切り替えたい場合は、スケジューリング機能でシーンのローテーションを設定してください。
読み込んだ動画は次回も自動で復元されますか?
はい、FloSync は読み込まれた動画の参照情報を自動保存し、次回起動時に復元します。
画面に「missing video」と表示されるのはなぜですか?
以前読み込んだ動画ファイルが移動・名前変更・削除された場合に表示されます。別の動画を読み込んで差し替えてください。
音声について
Secondary 画面から音声が出ないのはなぜですか?
ミラーモードと スパンモードでは、エコーを防ぐため音声は Primary 画面からのみ再生されます。これは仕様です。画面ごとに個別の音声を再生したい場合は 独立モードをご利用ください。
画面の音声を有効にするには?
画面ボックスのスピーカーアイコンをクリックします。独立モードでは画面ごとに個別のオン/オフ切り替えがあります。ミラー/スパンモードでは、スピーカーアイコンは Primary 画面の音声を制御します。
機能について
FloSyncで画像を表示できますか?
はい、以下の画像形式に対応しています。
- PNG、JPG/JPEG、BMP、TIFF、WebP
- アニメーションGIF(自動ループ)
- SVGベクターグラフィックス
FloSyncでWebページを表示できますか?
はい、以下の方法で表示できます。
- HTTPS URL ― 画面を右クリックし「Load ウェブページ URL」を選択
- ローカルHTMLファイル ― 右クリックして「Load HTML ファイル」を選択
Webページは一定間隔(15分、30分、1時間)で自動更新するよう設定できます。
注意: 対応しているのはHTTPS URLのみです。Webページを画面をまたいで分割表示することはできません。
スケジューリング機能はありますか?
はい、2つのモードが用意されています。
時間帯モード:
- 1日を時間帯ごとのシーンに分け、それぞれ異なるコンテンツを割り当て
- 曜日ごとに個別のスケジュールを設定可能
- 「ライブ開始(スケジュール)」でスケジュール通りに自動再生
インターバルモード:
- 一定時間ごとにコンテンツを自動切り替え(5分、10分、30分など)
- キーボード入力を待ってから進むCueシーン
- ライブ中のキーボード操作: 矢印キー、数字キー 1〜0
- 「ライブ開始(最初から)」でシーン1から再生開始
どちらのモードでも、シーン間はフェードトゥブラックによる滑らかな切り替えに対応しています。
ツールバーのスケジュールアイコン(リスト型アイコン)をクリックするとスケジュールパネルが開きます。カレンダーアイコンとタイマーアイコンでモードを切り替えられます。
縦置き(ポートレート)の画面に対応していますか?
はい、FloSync はあらゆる画面向きに対応しています。OSの設定で画面の回転を変更すれば、FloSync が自動的に追従します。
トラブルシューティング
同期に最適な動画コーデックは?
すべてのプラットフォームで H.264 All-Intra がおすすめです。ファイルサイズを抑えながら高い同期信頼性を確保でき、macOS・Windowsいずれでもそのまま再生できます。より大きなファイルサイズを許容できる場合は、ProRes LT(macOS)または DNxHD(Windows)も代替として有効です。推奨フォーマット、テスト用サンプルファイル、トランスコード手順については動画の準備ガイドをご覧ください。
設定を別のPCに移行するには?
ファイル > 設定をエクスポート...(macOS: ⌘S、Windows: Ctrl+S)で、現在の構成全体を .flo ファイルとして書き出せます。スケジュール、コンテンツの割り当て、表示モード、キャンバス拡張設定がすべて含まれます。
移行先のPCで ファイル > 設定をインポート...(macOS: ⌘O、Windows: Ctrl+O)から読み込みます。コンテンツファイルの保存場所が異なる場合は、FloSync がファイルの再指定を案内します。
FloSyncを初期状態に戻すには?
メニューバーの ファイル > すべてのシーンとコンテンツをリセット を選択します。確認ダイアログに、クリアされる内容が表示されます。
- すべてのスケジュールシーン(単一の「All Day」シーンに戻ります)
- 各ディスプレイのコンテンツ割り当て
- グローバルキャンバス拡張の設定
環境設定で設定した同期の許容値などはそのまま保持されます。
環境設定も含めて完全にリセットするには?
- FloSync を終了
- 設定フォルダを削除:
- macOS:
~/Library/Application Support/com.tentekio.flosync/ - Windows:
%APPDATA%\Tentekio\FloSync\
- macOS:
- FloSync を再起動
ファイアウォールの許可が求められるのはなぜですか?
ネットワーク同期では、サーバーの検出と再生同期にUDPブロードキャストを使用します。ファイアウォールで許可されていないと、ネットワーク機能が動作しません。なお、同一PC内のマルチスクリーン同期にはネットワークアクセスは不要です。
ログファイルはどこにありますか?
ヘルプ > ログフォルダを開く から診断ログのフォルダを開けます。ログは日付ごとのフォルダと時間帯ごとのファイルに整理され、7日間保持されます。問題の調査やサポートへのお問い合わせの際にお役立てください。
詳しくはトラブルシューティング ― 診断ログをご参照ください。
コントローラーモードとは何ですか?
コントローラーモードは、サーバーとして動作しているときに使える特別なライブ開始オプションです。手元のPCにフルスクリーンウィンドウを作成せず、ネットワーク上のクライアントだけに映像を配信できます。操作ブースからビデオウォールを遠隔制御する場合などに便利です。
詳しくは ライブ開始 ― コントローラーモードをご参照ください。
MIDIコントローラー
MIDIコントローラーに対応していますか?
はい、FloSync はライブ中にインターバルシーンを切り替えるためのMIDIコントローラーに対応しています。お手持ちのMIDIコントローラーのパッドやボタンを割り当てれば、ワンタッチでシーンを切り替えられます。
どのMIDIコントローラーが使えますか?
Note On、Control Change、Program Change のいずれかのメッセージを送信できるMIDIコントローラーであれば、基本的にすべて使用できます。動作確認済みの主な機種は次のとおりです。
- Novation Launchpad(全モデル)
- Akai APC(APC40、APC Mini、MK2を含む)
- Arturia Minilab 3
- Native Instruments Maschine
- その他、パッドやボタンを備えた各種MIDIコントローラー
MIDIコントローラーのセットアップ方法は?
- 環境設定を開き、MIDIコントローラーを有効にする をオンにする
- ドロップダウンからMIDIデバイスを選択
- スケジュールパネル でインターバルモードに切り替え
- シーンの Learn ボタンをクリックし、コントローラーのパッドを押す
- マッピングは自動的に保存されます
詳しい手順は MIDI ガイドをご覧ください。
コントローラーのLEDは光りますか?
はい、LED付きパッドを搭載したコントローラーであれば、FloSync が色のフィードバックを送信します。
- 再生中のシーンに対応するパッドが明るく点灯
- 他の割り当て済みシーンは控えめな明るさで表示
- パレットアイコンからシーンごとに色をカスタマイズ可能
LED対応の範囲はコントローラーによって異なります。Launchpad X や APC Mini MK2 など新しい機種はフルカラーに対応していますが、旧モデルでは表示可能な色が限られる場合があります。
MIDIとネットワーク同期は併用できますか?
はい。サーバー/クライアント構成では、サーバー上のMIDI操作が接続中のすべてのクライアントへ自動的に配信されます。1台のMIDIコントローラーで複数PCのビデオウォール全体を操作できます。
なお、ライブモード中のクライアント側ではローカルのMIDI入力は処理されません。MIDIに応答するのはサーバーのみです。
MIDIコントローラーが認識されません
以下の手順をお試しください。
- MIDIデバイスのドロップダウンにある更新ボタンをクリック
- 他のアプリケーションがMIDIデバイスを排他的に使用していないか確認
- Windowsの場合、MIDIドライバーが正しくインストールされているか確認
- コントローラーのUSBケーブルを抜き差しして再接続
お困りですか?
上記に該当する回答が見つからない場合は、以下をご確認ください。
- トラブルシューティングガイド
- その他のドキュメント各ページ
- サポートへのお問い合わせ
このFAQに載せるべき質問がありましたら、ぜひお知らせください。